[[出荷管理>物流管理/出荷管理]]において出荷活動の完了を意味するアクションで、具体的には実際に在庫を払い出したり受け入れたりすること。
「転記する」というアクションという意味で、入出荷の別なく使用されることもある言葉だが、厳密には出庫転記あるいは出荷伝票の出庫確認全般をPGI(Post Goods Issue)、入荷伝票の入庫転記をPGR(Post Goods Receive)と呼ぶ。
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* 概要 [#bc95dc6f]
[[出荷伝票>物流管理/出荷伝票]]や[[入荷伝票>物流管理/入荷伝票]]に対して出庫確認すると、出荷ステータスが全て完了となる。
なお、出庫転記あるいは出荷伝票の出庫確認全般をPGI(Post Goods Issue)、入荷伝票の入庫転記をPGR(Post Goods Receive)とも呼ぶ。
** 前提 [#s3780f15]
-[[不完全決定表>販売管理/不完全決定表]]に抵触しないこと
-[[ピッキング>物流管理/ピッキング]]など全ての出荷処理が完了していること
-[[与信管理]]の設定によるが、与信チェックエラーとならないこと
-在庫明細かつ払出の場合、実在庫が不足していないこと
-[[品目締め処理>在庫管理/品目締め処理]]や[[会計期間オープン・クローズ>財務会計/会計期間オープン・クローズ]]が正しく実施され、[[財務会計/会計期間]]が空いていること
** 制約 [#c141f3de]
-出庫確認以降は、[[テキスト>テキスト管理]]など影響が無い項目のみ変更可能で、数量etcは変更不可
-[[グローバルトレード管理]]においては、標準の[[フィルタクラス>グローバルトレード管理/フィルタクラス]]を割り当てていると変更自体ができない
-[[出荷伝票>物流管理/出荷伝票]]レベルで実施し伝票全体でステータスを共有する、つまり明細単位では制御不可((伝票を分けるしかない))
** 方法 [#fcf4f0d8]
-マニュアルでT-Code:VL02Nから[[出荷伝票>物流管理/出荷伝票]]ごとに実施
-[[出荷伝票モニタ>物流管理/出荷伝票モニタ]]を使用して一括処理
-[[転送指図>物流管理/転送指図]]の登録時に同時処理
-キャンセルは、T-Code:VL09による[[出庫取消>物流管理/出庫取消]]
** 何が起こるか? [#z4788465]
-[[在庫管理]]への反映
在庫明細ならば、実在庫の数量が増減する。
-[[所要管理]]への反映
品目計画における出荷所要量(出荷作業中の数量) が増減する。
-[[財務会計]]への反映
在庫明細ならば、在庫勘定に増減分が記帳される。ちなみに、相手勘定は大抵[[売上原価>財務会計/売上原価]]。
なお、[[物流管理/出庫転記日]]が[[転記日付>財務会計/転記日付]]に採用される。
-[[販売管理]]への反映
関連する[[販売伝票>販売管理/販売伝票]]のステータスが更新され、[[請求伝票>販売管理/請求伝票]]登録の対象となる。
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