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SAPの拡張手段/カスタマExit
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カスタマExit
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SAPが既に用意している拡張用の場所に、顧客要件を実装する手段。 ---- #contents ---- * 概要 [#b560b711] 標準プログラムは、予めカスタマEXITの実態である[[汎用モジュール>SAPのオブジェクト/汎用モジュール]] = カスタマExitを呼び出しており、更にそこに[[インクルード>ABAP/インクルード]]されているプログラムがある。 システム標準では、そのインクルードは存在せず、開発用件がある場合には登録し、そこにコーディングする。 なお、[[モディフィケーション>SAPの拡張手段/モディフィケーション]]を行わず正攻法の拡張で課題を解決したい場合は''カスタマEXITを使うしかない''というシーンも多く、これを利用した拡張込みのソリューションを構築できるか否かはコンサルの奥行きを決める重要なポイントだったりもする。 ** 構成 [#q79f7e7d] -プロジェクト カスタマExitを住み分ける最上位単位で、用途別に定義するのが一般的か。 --拡張 下記の拡張手段をまとめる単位。複数のプロジェクトに割り当てることはできない。 ---[[汎用モジュール>SAPのオブジェクト/汎用モジュール]] SAP標準が既に呼び出している[[汎用モジュール>SAPのオブジェクト/汎用モジュール]]内で呼び出されている[[インクルード>ABAP/インクルード]]に実装する。 補足としては「include xxxx」とコーディングしてあるが、リポジトリには未登録で、新規に登録する。 ---[[機能コード>ABAP/機能コード]] プログラムと[[機能コード>ABAP/機能コード]]以下書きかけ ---[[Dynpro>ABAP/Dynpro]] ---[[Include>ABAP/インクルード]] ** ユーザExitとの差異 [#te427eb6] カスタマEXITでは、通常の[[汎用モジュール>SAPのオブジェクト/汎用モジュール]]と同じく、予め定義してある[[引数>アドオン/引数]]の読み込みと[[戻り値>アドオン/戻り値]]の更新しかできず、ユーザEXITと比較すると自由度が低い。 が、その分、[[汎用モジュール>SAPのオブジェクト/汎用モジュール]]の中だけで完結しているとも言うことができ、逆に意図しない更新などの''タブーを犯すリスクも低い''と言える。 ** 実際のカスタマExit [#dc056105] *** 請求 [#lbf0c66e] -EXIT_SAPLV60B_001 構造 acchd におけるヘッダデータ変更 この Exit を使用して、会計伝票のヘッダ情報関連の処理を行うことが できます。たとえば、取引、"登録" 日付および時刻、登録者、伝票を登録したトランザクションを変更することができます。 -EXIT_SAPLV60B_002 得意先明細 ACCIT の変更 この Exit を使用して、会計伝票の得意先明細に関連した処理を 行うことができます。この Exit は、ACCIT に伝票ヘッダ VBRK のデータが書き込まれると処理されます。 -EXIT_SAPLV60B_003 原価計算における得意先明細変更 得意先明細は、原価計算を行う際、さまざまなデータを書き込みます。 Exit 003 を使用して、ACCIT 構造に関連した処理を行うことができます。 -EXIT_SAPLV60B_004 G/L 勘定コード明細 ACCIT の変更 この Exit を使用して、G/L 勘定コード明細に情報 (数量指定など) を 追加することができます。 -EXIT_SAPLV60B_005 見越額のユーザ Exit 見越額の全関連データを G/L 勘定コード明細に入力すると、 この Exit を使用して、入力したデータへの追加を行うことができるようになります。 -EXIT_SAPLV60B_006 管理明細 ACCIT の変更 Exit 006 を使用すると、管理明細に情報を追加することができます。 -EXIT_SAPLV60B_007 賦払計画変更 Exit 007 を使用すると、G/L 勘定コード明細の賦払計画に情報を追加することができます。 -EXIT_SAPLV60B_008 転送構造 ACCCR、ACCIT、ACCHD の変更 会計伝票にデータを書き込んだ後、Exit 008 を使用して、伝票を再度 変更することができます。 -EXIT_SAPLV60B_010 得意先明細の明細テーブル Exit 10 を使用すると、得意先明細の内容を登録する前に関連の処理を 行うことができます。 -EXIT_SAPLV60B_011 現金勘定設定/統制勘定設定パラメータ変更 この Exit を使用すると、受信パラメータを変更し、勘定設定に関連した処理を行うことができます。 *** 分野メニュー [#m8f46bfc] CUST1 分野メニュー S000 (オフィス) の拡張 CUST2 分野メニュー S000 (ロジスティクス) の拡張 CUST3 分野メニュー S000 (会計管理) の拡張 CUST4 分野メニュー S000 (人事管理) の拡張 CUST5 分野メニュー S000 (情報管理) の拡張 CUST6 分野メニュー S000 (ツール) の拡張 CUST7 分野メニュー S000 (ロジスティクス -> 在庫/購買管理)の拡張 *** ワークベンチ [#xdaa62be] SDW00001 ワークベンチメニュー '概要' のカスタマメニュー SDW00002 ワークベンチメニュー '開発' のカスタマメニュー SDW00003 ワークベンチメニュー 'テスト' のカスタマメニュー SDW00004 ワークベンチメニュー 'ユーティリティ' のカスタマメニュー SEUMP001 メニューペインタ (SE41) SEUMP002 メニューペインタ終了 *** その他 [#le7e30ff] FVDD0002 ユーザ Exit: 伝票選択 SUSR0001 SAP システムへログオンした後のユーザ Exit SEDD0001 ABAP ディクショナリのカスタマ Exit SEU00001 プログラム属性の汎用モジュール Exit V45T0001 カスタマ Exit テキスト決定表 VN000001 カスタマ Exit: 出力決定 ~ ~ CENTER:【スポンサードリンク】 #htmlinsert(amazon_book_sap_system_implement) ~ ~ ---- #pcomment(reply)
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SAPが既に用意している拡張用の場所に、顧客要件を実装する手段。 ---- #contents ---- * 概要 [#b560b711] 標準プログラムは、予めカスタマEXITの実態である[[汎用モジュール>SAPのオブジェクト/汎用モジュール]] = カスタマExitを呼び出しており、更にそこに[[インクルード>ABAP/インクルード]]されているプログラムがある。 システム標準では、そのインクルードは存在せず、開発用件がある場合には登録し、そこにコーディングする。 なお、[[モディフィケーション>SAPの拡張手段/モディフィケーション]]を行わず正攻法の拡張で課題を解決したい場合は''カスタマEXITを使うしかない''というシーンも多く、これを利用した拡張込みのソリューションを構築できるか否かはコンサルの奥行きを決める重要なポイントだったりもする。 ** 構成 [#q79f7e7d] -プロジェクト カスタマExitを住み分ける最上位単位で、用途別に定義するのが一般的か。 --拡張 下記の拡張手段をまとめる単位。複数のプロジェクトに割り当てることはできない。 ---[[汎用モジュール>SAPのオブジェクト/汎用モジュール]] SAP標準が既に呼び出している[[汎用モジュール>SAPのオブジェクト/汎用モジュール]]内で呼び出されている[[インクルード>ABAP/インクルード]]に実装する。 補足としては「include xxxx」とコーディングしてあるが、リポジトリには未登録で、新規に登録する。 ---[[機能コード>ABAP/機能コード]] プログラムと[[機能コード>ABAP/機能コード]]以下書きかけ ---[[Dynpro>ABAP/Dynpro]] ---[[Include>ABAP/インクルード]] ** ユーザExitとの差異 [#te427eb6] カスタマEXITでは、通常の[[汎用モジュール>SAPのオブジェクト/汎用モジュール]]と同じく、予め定義してある[[引数>アドオン/引数]]の読み込みと[[戻り値>アドオン/戻り値]]の更新しかできず、ユーザEXITと比較すると自由度が低い。 が、その分、[[汎用モジュール>SAPのオブジェクト/汎用モジュール]]の中だけで完結しているとも言うことができ、逆に意図しない更新などの''タブーを犯すリスクも低い''と言える。 ** 実際のカスタマExit [#dc056105] *** 請求 [#lbf0c66e] -EXIT_SAPLV60B_001 構造 acchd におけるヘッダデータ変更 この Exit を使用して、会計伝票のヘッダ情報関連の処理を行うことが できます。たとえば、取引、"登録" 日付および時刻、登録者、伝票を登録したトランザクションを変更することができます。 -EXIT_SAPLV60B_002 得意先明細 ACCIT の変更 この Exit を使用して、会計伝票の得意先明細に関連した処理を 行うことができます。この Exit は、ACCIT に伝票ヘッダ VBRK のデータが書き込まれると処理されます。 -EXIT_SAPLV60B_003 原価計算における得意先明細変更 得意先明細は、原価計算を行う際、さまざまなデータを書き込みます。 Exit 003 を使用して、ACCIT 構造に関連した処理を行うことができます。 -EXIT_SAPLV60B_004 G/L 勘定コード明細 ACCIT の変更 この Exit を使用して、G/L 勘定コード明細に情報 (数量指定など) を 追加することができます。 -EXIT_SAPLV60B_005 見越額のユーザ Exit 見越額の全関連データを G/L 勘定コード明細に入力すると、 この Exit を使用して、入力したデータへの追加を行うことができるようになります。 -EXIT_SAPLV60B_006 管理明細 ACCIT の変更 Exit 006 を使用すると、管理明細に情報を追加することができます。 -EXIT_SAPLV60B_007 賦払計画変更 Exit 007 を使用すると、G/L 勘定コード明細の賦払計画に情報を追加することができます。 -EXIT_SAPLV60B_008 転送構造 ACCCR、ACCIT、ACCHD の変更 会計伝票にデータを書き込んだ後、Exit 008 を使用して、伝票を再度 変更することができます。 -EXIT_SAPLV60B_010 得意先明細の明細テーブル Exit 10 を使用すると、得意先明細の内容を登録する前に関連の処理を 行うことができます。 -EXIT_SAPLV60B_011 現金勘定設定/統制勘定設定パラメータ変更 この Exit を使用すると、受信パラメータを変更し、勘定設定に関連した処理を行うことができます。 *** 分野メニュー [#m8f46bfc] CUST1 分野メニュー S000 (オフィス) の拡張 CUST2 分野メニュー S000 (ロジスティクス) の拡張 CUST3 分野メニュー S000 (会計管理) の拡張 CUST4 分野メニュー S000 (人事管理) の拡張 CUST5 分野メニュー S000 (情報管理) の拡張 CUST6 分野メニュー S000 (ツール) の拡張 CUST7 分野メニュー S000 (ロジスティクス -> 在庫/購買管理)の拡張 *** ワークベンチ [#xdaa62be] SDW00001 ワークベンチメニュー '概要' のカスタマメニュー SDW00002 ワークベンチメニュー '開発' のカスタマメニュー SDW00003 ワークベンチメニュー 'テスト' のカスタマメニュー SDW00004 ワークベンチメニュー 'ユーティリティ' のカスタマメニュー SEUMP001 メニューペインタ (SE41) SEUMP002 メニューペインタ終了 *** その他 [#le7e30ff] FVDD0002 ユーザ Exit: 伝票選択 SUSR0001 SAP システムへログオンした後のユーザ Exit SEDD0001 ABAP ディクショナリのカスタマ Exit SEU00001 プログラム属性の汎用モジュール Exit V45T0001 カスタマ Exit テキスト決定表 VN000001 カスタマ Exit: 出力決定 ~ ~ CENTER:【スポンサードリンク】 #htmlinsert(amazon_book_sap_system_implement) ~ ~ ---- #pcomment(reply)
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