トップ   編集 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS

SAPの構成/非同期更新 の変更点

Top/SAPの構成/非同期更新

データベースの更新方法である、非同期更新について。

* 概要 [#g8a4f4c5]
一言でいえば、''見せかけ上のパフォーマンス''を上げるための技術。

** 同期更新とは [#ga63c08c]
同期更新だと、実行ボタンや保存ボタンの押下など、SAPに何らかの処理をさせるアクションを起こすと[[ディスパッチャ>SAPの構成#e7229b85]]に行き、[[ディスパッチャ>SAPの構成#e7229b85]]は空いている[[ダイアログワークプロセス>SAPの構成/ワークプロセス#z60c0251]]に処理を割り当てる。

んで、[[テーブル>SAPのオブジェクト/テーブル]]更新など[[ダイアログワークプロセス>SAPの構成/ワークプロセス#z60c0251]]が処理した結果をクライアントに返すという流れとなる。

更新処理もそれ以外のプログラム処理も[[ダイアログワークプロセス>SAPの構成/ワークプロセス#z60c0251]]で処理され、[[テーブル>SAPのオブジェクト/テーブル]]更新の場合だと完了するまで画面上にメッセージは返ってこず、砂時計のままとなる。つまり、''おっせー''となるわけだ。

** 非同期更新だと [#ud53beda]
非同期更新の記述をすると[[COMMIT WORK>ABAP/COMMIT WORK]]命令が発行された時点で[[更新ワークプロセス>SAPの構成/ワークプロセス#x0de6f24]]に更新処理が渡される。

これ、何が違うかと言うと、[[ダイアログワークプロセス>SAPの構成/ワークプロセス#z60c0251]]という[[フォアグラウンド処理>SAPの共通用語/フォアグラウンド処理]]用のプロセスでなく、実際の[[テーブル>SAPのオブジェクト/テーブル]]更新は[[バックグラウンド処理>SAPの共通用語/バックグラウンド処理]]用の[[更新ワークプロセス>SAPの構成/ワークプロセス#x0de6f24]]にパスするのだ。
つまり、実際の[[テーブル>SAPのオブジェクト/テーブル]]更新が終わっていなくても、画面上にメッセージが返ってくることとなり、利用者からの''見た目''上の処理速度は向上することとなる。

ちなみに、伝票登録をはじめSAPの多くの更新処理は非同期更新で実施されている。

~
~
CENTER:【スポンサードリンク】
#htmlinsert(amazon_book_sap_system_implement)
~
~
----
#pcomment(reply)