SAPが動いている環境が家だとすると、部屋のようなもの。
また、組織構造としての顔もある。
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* 概要 [#oecc50b6]
まず、[[SAPの組織構造]]として、また[[ベーシス]]として、それぞれの意味として触れていく。
** 組織構造としてのクライアント [#h91ea50e]
SAP Help等を見ると、クライアントは[[会社コード>財務会計/会社コード]]の上位構造である、と表現されている。
これは、中々ピンと来づらい表現だが、使いもしない[[会社コード>財務会計/会社コード]]は同じクライアントに入れない・設定しないという事実、設計の観点から見るとクライアントの標準通貨が[[グループ通貨>管理会計/通貨タイプ#d874cdd6]]に関与するなどの事実から、うかがう事ができる。
** ベーシス視点でのクライアント [#ve2e4210]
そもそも、SAPはログオンしないと使えない。
これは、外に締めだされていると中のことが何も分からないのと一緒で、まずはお家に入るところから始まる。
-[[クライアント依存>SAPのオブジェクト#vdf145d2]]オブジェクトとの絡み
これは言わば部屋の中に何があるか、部屋をどう使っているかということ。
がらんどうの部屋もあれば汚部屋もあるだろうが、とにかく部屋の中だけで完結するオブジェクトである。
-[[クライアント非依存>SAPのオブジェクト#d040a550]]オブジェクトとの絡み
こちらは屋根がどうだとか水回りがどうだとか、家人が共有する部分となる。
これは住んでいる皆が影響を受けるところで、逆に家族のルールみたいなもの、という言い方もできる。
* その他 [#mc33de68]
-技術名称
MANDTと表記するが、ドイツ語でClientはMandantだから・・・だそうだ。
* 関連するTr-CD [#n04a421d]
* 関連するT-Code [#n04a421d]
-SALE
[[ALE>SAPの共通用語/ALE]]設定。[[論理システム>SAPの構成/論理システム]]の定義と割当など。
-SCC1
[[移送依頼>ベーシス/移送依頼]]のインポート。[[検証機>SAPの構成/検証機]]に持っていく前に、動作確認をしたい場合などに使用する。
-SCC3
[[クライアントコピー>ベーシス/クライアントコピー]]のログ確認。
-SCC4
クライアントそのものを定義し、終わったらsap*/passが使用できる。
-SCCL
[[クライアントコピー>ベーシス/クライアントコピー]]を行う先へログオンし、実施する。
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