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SAPのオブジェクト の変更点

Top/SAPのオブジェクト

SAPの存在し、SAPを構成する各種オブジェクトについて。
プログラムそのものについては、[[ABAP]]の項を参照のこと。

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#contents
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* リポジトリとは [#ga186515]
システムが利用しているデータベースに''確保されている領域''を指す。

リポジトリの中には、SAP領域とカスタマ名称領域が存在し、SAP領域にはSAPが提供しているデータ、それ以外の拡張のための拡張領域はカスタマ名称領域に存在する。

後者はいわゆるYとZ始まりの任意定義オブジェクトの[[番号範囲>SAPの共通用語/番号範囲]]のことで、バージョンアップ等でいかなる機能追加がなされてもコードが衝突したり上書きされる恐れが無い。

** リポジトリオブジェクトとは [#ref1984a]
リポジトリに格納されているオブジェクトのことで、定義したデータ型やテーブル定義、プログラムなど。
後述するが、''クライアント非依存''。

*** SAP標準オブジェクト [#rfc6cea0]
SAP社が提供するオブジェクトで、''原則として変更禁止''。

止むを得ない場合は[[モディフィケーション>SAPの拡張手段/モディフィケーション]]をすることもあるが、大抵は「止むを得ない場合」でないことが多い。

*** ユーザオブジェクト [#oeb951bb]
ユーザ作成のオブジェクトで、そのシステム上で作成されたオブジェクトをオリジナルオブジェクト、他のシステムで作成されて[[移送>ベーシス/移送]]されてきたオブジェクトをコピーオブジェクトと呼ぶ。

* クライアントとは [#f871cc44]
詳細は[[クライアント>SAPの構成/クライアント]]の項に譲るが、インストールされた[[インスタンス>SAPの構成/インスタンス]]をハードディスクだとすれば、パーティションのようなもの。部屋とも呼べる。

** クライアント非依存とは [#d040a550]
[[インスタンス>SAPの構成/インスタンス]]で一意であり、[[クライアント>SAPの構成/クライアント]]で一意でないオブジェクト。
要は、どの[[クライアント>SAPの構成/クライアント]]も共通で使用したり参照し、逆に変更が全てのクライアントに影響する。

T-Code:SE11なんかでテーブルの作りを照会して項目「MANDT」がなければクライアント非依存、あればクライアント依存となる。

-リポジトリオブジェクト
--[[パッケージ>SAPのオブジェクト/パッケージ]]
--[[テーブル>SAPのオブジェクト/テーブル]]
--[[ビュー>SAPのオブジェクト/ビュー]]
--[[データエレメント>SAPのオブジェクト/データエレメント]]
--[[ドメイン>SAPのオブジェクト/ドメイン]]
---[[ドメイン値>SAPのオブジェクト/ドメイン値]]
--[[検索ヘルプ>SAPのオブジェクト/検索ヘルプ]]
--[[ロックオブジェクト>SAPのオブジェクト/ロックオブジェクト]]
--[[トランザクションコード>SAPのオブジェクト/トランザクションコード]]
--[[トランザクションバリアント>SAPのオブジェクト/トランザクションバリアント]]

-一部のコンフィグ
--[[カレンダ>SAPの共通用語/カレンダ]]
--小数点設定
-性質として[[インスタンス>SAPの構成/インスタンス]]で一意になるもの
--バッファ
--[[ABAPメモリ>ABAP/ABAPメモリ]]

** クライアント依存とは [#vdf145d2]
[[インスタンス>SAPの構成/インスタンス]]と[[クライアント>SAPの構成/クライアント]]で一意のオブジェクト。
要は[[クライアント>SAPの構成/クライアント]]別にデータを住み分ける性質で、逆に各[[クライアント>SAPの構成/クライアント]]に反映したければマニュアルメンテか[[移送>ベーシス/移送]]する必要がある。

-[[マスタ>SAPのマスタ]]
-一部を除くコンフィグ
-[[伝票>SAPの共通用語/伝票]]

-[[バリアント>SAPのオブジェクト/バリアント]]
-[[バリアント変数>SAPのオブジェクト/バリアント変数]]

* 命名規則 [#ud75763e]
オブジェクトにより、それぞれの命名規則が存在するが、簡単に言えば、オブジェクト名称は英数字とアンダースコアのみが許可され、!や+などは許可されないことが多い。
参考:[[SAP Help ABAPオブジェクトの命名規則>http://help.sap.com/saphelp_nw70/helpdata/JA/92/c2b084bc1d11d2958700a0c94260a5/content.htm]]

また、[[テーブル>SAPのオブジェクト/テーブル]]や[[ビュー>SAPのオブジェクト/ビュー]]について、テーブル・ビュー自体の長さは最低4桁でなければならないという制約がある。
(このためにメッセージAD099「テーブル名は最低四文字長でなければなりません」が定義されている)

さらに、テーブル・ビューの項目名について、SAPが予約語として定義している文字列は使用できない制約がある。(メッセージDT205「xxx は予約済の単語です(他の項目名を選択してください)」)

ヘルプを見ると、テーブル TRESE を検索しており、ここにSAPのオブジェクト名に使用できない予約語が入っている。
例えば、ここに入っている「MODE」という名称は、[[アドオンテーブル>SAPのオブジェクト/アドオンテーブル]]を作る際の項目名には使用できない。

* 関連ページ [#v56dd024]
#ls()



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