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購買管理/ERS の変更点


ERSとはEvaluated Receipt Settlementの略で、日本語では入庫と買掛の自動決済機能のこと。
ERSとはEvaluated Receipt Settlementの略で、発注入庫を基準に買掛(請求書照合)を行うこと。
トランザクションコードはMRRLだが、殆どの場合ジョブによる自動処理を行う。

* 概要 [#nc3a802c]
[[入庫検収基準>財務会計/計上基準#x1a49dd8]]を用いるのであれば、[[サプライヤ>仕入先マスタ]]からの請求書を待たず[[入庫>在庫管理/入庫]]により買掛金を自動計上する。

内容がVendor Invoiceと違えば追加請求/追加クレメモで調整するが、本来的には[[出力管理]]を使用することで、決済に関する通知を[[サプライヤ>仕入先マスタ]]に送信することで早期に齟齬を是正するのだろう。

便利でいいじゃん!の一言・・・という人もあるが、こういった周辺要素を鑑みず「いちいち計上しなくて済むから楽」では少々雑というもの。

なお、この機能で登録した[[請求書照合伝票>購買管理/請求書照合伝票]]の[[転記日付>財務会計/転記日付]]は、システム日付になるという仕様があるため、大抵は[[カスタマExit>SAPの拡張手段#gbddf2c4]]で[[入出庫伝票>在庫管理/入出庫伝票]]の[[転記日付>財務会計/転記日付]]などに書き換える。

この処理を利用可能であるのは納入をベースにする買掛の認識であり、当然ながら実際の納入よりも所有権と危険の負担の移転が早い輸入取引では利用できない。
つまり、利用するケースの殆どは国内取引となる。

* 使用できる前提 [#q6c1879c]
-直接的な前提条件
[[購買発注伝票>購買管理/購買発注伝票]]の下記項目が設定されていること。
--[[入庫基準請求書照合フラグ>購買管理/入庫基準請求書照合フラグ]]
--[[ERSフラグ>購買管理/ERSフラグ]]
--[[税コード>財務会計/税コード]]([[条件マスタ>条件テクニック/条件マスタ]]、[[購買情報>購買管理/購買情報]]などから)

-間接的な前提条件
[[購買発注伝票>購買管理/購買発注伝票]]に提案するためのネタとして。
--[[仕入先マスタ/購買ビュー]]
[[ERSフラグ>購買管理/ERSフラグ]]、[[入庫基準請求書照合フラグ>購買管理/入庫基準請求書照合フラグ]]が設定されていること
--[[購買情報>購買管理/購買情報]]
[[ERS不可フラグ>購買管理/ERS不可フラグ]]がOffであること
--[[購買情報>購買管理/購買情報]]および[[条件マスタ>条件テクニック/条件マスタ]]
[[税コード>財務会計/税コード]]を誘導できること。


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