[[販売管理]]の世界において、一定期間に顧客に販売した[[商品>品目マスタ]]の金額とその数量に応じて渡すキックバックのこと。
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* 概要 [#v83c7ebe]
返金契約とも呼ぶことができ、性質は売上値引きであるが、指定期間に顧客へ販売した数量などに基づいて支払いが行われる点が異なる。
[[販売リベート契約>販売管理/販売リベート契約]]というマスタを使用するが、実体は[[条件テクニック]]で実現されている。
なお、「カラーにとして昔から[[与信管理]]がユルい」という業界があるが、それに対するヘッジとして利用されるケースもある。
具体的には、商いに応じた返金を年1〜2回実施するという方法が取られ、これは本来的には販売奨励や売上値引の性質を持つはずが、預かり金のような実態を持つことを意味する。
利用の仕方としてアリはアリなのだが、経理上の処理を工夫しないと特定の会計期間に返金分のマイナスがドカっと計上されることになるため、[[財務諸表>財務会計/財務諸表]]上、望ましくない形で現れることとなる。
** 前提 [#kbb9b58c]
-[[販売組織>販売管理/販売組織]]別の有効化
Tr-CD:OVB1で実施。
T-Code:OVB1で実施。
-[[得意先マスタ/販売エリアビュー]]
得意先リベート区分がOnであること
-[[請求伝票タイプ>販売管理/請求伝票タイプ]]
Onになっていること。
** まとめ前のメモ [#s252cdda]
-あらまし
--リベート用の[[条件タイプ>条件テクニック/条件タイプ]]に[[検索順序>条件テクニック/検索順序]]を割り当て、[[リベート契約>販売管理/販売リベート契約]]が適用され、それが割り当てられたリベート関連の[[請求伝票>販売管理/請求伝票]]の登録で幕を開け、リベート基準額が[[価格決定表>価格設定/価格決定表]]により決定される。
見越勘定は、リベートに関連する[[請求伝票>販売管理/請求伝票]]が会計転記されるタイミングで同時に転記され、リベート基準額と見越額が[[リベート契約>販売管理/販売リベート契約]]の販売数量画面で更新される。
-リベート決済品目
特定の品目ではなく、特定の品目グループまたは得意先を対象とするリベートを作成することができ、リベート決済品目を参照して、品目レベルの情報を取得する。
リベートの[[クレジットメモ>販売管理/クレジットメモ]]を登録する際に、重要な情報源となる。
-リベート決済
販売累計額を基準としてリベートの決済を実行し、支払額でリベートクレジットメモ依頼が生成される。
--最終決済
マニュアルで[[フォアグラウンド>SAPの共通用語/フォアグラウンド処理]]、マニュアルで[[バックグラウンド>SAPの共通用語/バックグラウンド処理]]、自動実行ができる。
[[クレジットメモ>販売管理/クレジットメモ]]で決済されるタイミングで、見越額が相殺される。
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