純資産とは、企業のすべての[[資産>財務会計/資産]]の総額から[[負債>財務会計/負債]]の額を差し引いた金額のことで、簡単に言えば会社の純粋な資産のこと。
この金額は、企業の[[自己資本>財務会計/自己資本]]と同額となることから、この二つは、ある意味においては同義と言っていい。
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* 概要 [#aa9c1879]
企業が持つすべての[[資産>財務会計/資産]]のうち、外部からの借り入れなど=[[負債>財務会計/負債]]によらない部分であり、[[資本金>財務会計/資本金]]のほか繰越利益や[[資産>財務会計/資産]]の含み益などで構成され、[[資産>財務会計/資産]]の総額に対する純資産の割合が高いほど財務の状態が良好とされている。
かつては、[[資本>財務会計/資本]]や広義の[[自己資本>財務会計/自己資本]]あるいは[[株主資本>財務会計/株主資本]]と呼ばれていたが、2005年の企業会計基準第5号「[[貸借対照表>財務会計/貸借対照表]]の純資産の部の表示に関する会計基準」において正式名称として定義された。
** [[自己資本>財務会計/自己資本]]と[[株主資本>財務会計/株主資本]]と[[純資産>財務会計/純資産]]の違い [#hac5e23c]
[[株主資本>財務会計/株主資本]]と[[自己資本>財務会計/自己資本]]および[[純資産>財務会計/純資産]]について、同義とする人もいるが厳密には下記であるとのこと。
[[株主資本>財務会計/株主資本]]=[[資本金>財務会計/資本金]]+[[資本剰余金>財務会計/資本剰余金]]+[[利益剰余金>財務会計/利益剰余金]]+[[自己株式>財務会計/自己株式]]
[[自己資本>財務会計/自己資本]]=[[株主資本>財務会計/株主資本]]+[[その他有価証券評価差額金>財務会計/その他有価証券評価差額金]]など
[[純資産>財務会計/純資産]]=[[自己資本>財務会計/自己資本]]+[[少数株主持ち分>財務会計/少数株主持ち分]]+[[新株予約権>財務会計/新株予約権]]
(※つまり、[[少数株主持ち分>財務会計/少数株主持ち分]]と[[新株予約権>財務会計/新株予約権]]がない場合は[[自己資本>財務会計/自己資本]]イコール[[純資産>財務会計/純資産]]となる)
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