一般的には、「''法人''である」と解釈して差し支えない。
* 概要 [#ae4f1a99]
SAPにおいて、ひょっとしたら最重要かもしれない組織定義で、マスタなり機能なりレポートなり権限なり、もの凄く多くの要素をコントロールする。
但し、会社コードの定義自体と言えば下記のもの程度で、多くの要素は[[グローバルパラメータ>財務会計/グローバルパラメータ]]経由で設定するため、リンク先を参照されたい。
** 単体で持つ意味付け [#r4d47274]
データの格納先テーブルは、T001。
*** アドレス [#c7117ec9]
その名の通り、アドレス。
個別管理でなく、アドレス番号により[[集中アドレス管理>SAPの共通用語/集中アドレス管理]]とのリンクが図られている。
*** 国コード [#p84dbe8f]
その会社が存在する[[国コード>SAPの共通用語/国コード]]。
実はこれによってウラで[[国別要件]]の機能が走る/走らないが判定されていたり、[[国コード>SAPの共通用語/国コード]]と紐付いている[[税決定表>財務会計/税決定表]]が間接的に紐付いたりする。
*** 基軸通貨 [#v362f42c]
その会社が基軸とする[[通貨コード>SAPの共通用語/通貨コード]]。記帳通貨といったほうがわかりやすいかもしれない。
日本の導入しかしない場合はあまり気にする対象にならないかもしれないが、[[管理領域>管理会計/管理領域]]通貨や[[消費税管理]]との絡みから、重要な意味を持つ。
*** 言語キー [#i4636b2b]
ここで定義する言語キーがどこに効くのかはよく理解できていないが、基本的には日本法人ならJA、それ以外ならENで困ったことはあまりない。
** 他モジュールとのかかわり [#w9d15919]
*** 会社コードの上位構造 [#bd6472a1]
-[[管理領域>管理会計/管理領域]]
-[[グループ会社>財務会計/グループ会社]](グローバル会社)
-[[連結会社>財務会計/連結会社]]
*** 会社コードの下位構造 [#w8a33120]
-[[販売組織>販売管理/販売組織]]
-[[購買組織>購買管理/購買組織]]
-[[プラント>ロジスティクス共通/プラント]]
** 定義例 [#s6c0f54f]
カンパニー制を採用している会社ではその限りではないが、一般的には法人ごとに設定すると考えて差支えない。
例えば、JRグループが一斉にひとつにまとまるSAP導入を決定したとすれば、[[管理領域]]はJRグループ、会社コードはJR東日本、JR西日本、JR東海などをマッピングする。
例えば、JRグループが一斉にひとつにまとまるSAP導入を決定したとすれば、[[管理領域>管理会計/管理領域]]はJRグループ、会社コードはJR東日本、JR西日本、JR東海などをマッピングする。
筆者は、間接部門の重複などネガティブな印象を持っているのだが、カンパニー制を採用している企業ではそれもアリ。
ただ、個人的には「事業部会社コードと関係会社の本物会社コードが混在するのは、粒度が揃っていないので気持ちが悪くてイヤ」というのが正直なところ。
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