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財務会計/セグメント の変更点

Top/財務会計/セグメント

#author("2023-08-21T11:47:15+09:00","","")
#author("2023-08-21T12:31:47+09:00","","")
ECCから定義された[[財務会計]]における新しい組織ユニットで、事業セグメントとも呼ぶ。
新しい機能の[[スプリット>財務会計/スプリット]]および[[New-GL>財務会計/New-GL]]に転送してレポーティングするために用いる。

伝票に割り当てる方法は、下記のいずれか。
-[[利益センタ>管理会計/利益センタ]]への割当
-[[コーディングブロック>財務会計/コーディングブロック]]に追加し、マニュアル入力
-[[BADI>SAPの拡張手段/BAdI]]による誘導
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*概要 [#t7a1b1ea]
セグメントとは、会社コードとは別の切り口の財務諸表を作成したいときに用いる組織単位である。セグメントは事業部の単位で設定されることが多い。

**どのように使われるか [#gad63269]
 たとえばある日本の会社が食品事業部と飲料事業部を持っていたとする。このとき食品事業部や飲料事業部をそれぞれセグメントとして設定することで、食品事業部における財務諸表、飲料事業部における財務諸表を作成することができる。
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 またこの会社が日本だけでなく中国にも食品事業部と飲料事業部を持っていたとする。(日本と中国で会社コードは別)この場合セグメントを適切に設定することで、
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・日本と中国を合わせた財務諸表
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・日本と中国の食品事業部(もしくは飲料事業部)だけを合わせた財務諸表
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などを必要に応じて作成することができる
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**セグメントと事業領域の違い [#vba3328d]
 従来は、会社コードの単位よりも細かいB/SやP/Lを作成する場合、「事業領域」を設定していた。しかしNew-GL(新総勘定元帳)が導入されると同時にセグメントが追加され、それ以降は事業部は「事業領域」ではなく「セグメント」で表現することが主流となった。SAP S/4HANA以降のバージョンでは事業領域は機能拡張はされないことになっている。
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 事業領域は他のモジュールとの
 事業領域はFI以外のモジュールとも連携するため、簡単に変更することはできない。一方でセグメントはFI-GLモジュールのみで設定できるため、ユーザーが簡単にいろんな切り口で財務諸表を作成できるというメリットがある。
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**セグメントの登録方法 [#wf8ef65a]
①SIMG紹介からIMG照会の画面へ
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②企業構造→定義→財務会計→定義: セグメント を辿り、クリックする
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③「新規エントリ」を押し、セグメントのキーと説明を入力して保存する。
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