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仕入先マスタ の変更点

Top/仕入先マスタ

主要マスタのひとつである、仕入先マスタについて。

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* 概要 [#g21e69d3]
仕入先マスタとは、ざっくり[[仕入先>仕入先マスタ/仕入先]]や[[乙仲>ロジスティクス共通/乙仲]]をはじめ立替経費の支払先としての従業員など、基本的には営業/営業外問わず''債務の計上先''と言って差し支えない。

理由は、[[得意先マスタ]]との違い一般的には購買価格の決定プロセスにサプライヤ以外の登場人物が干渉しないこと、また[[購買分析>SAPの拡張手段/LIS]]用の登場人物を定義することがあまりないため、それらの用途がマッピングされることは少ないことに起因する。

ちなみに、技術名称がLIFNRであることはVendor/Supplierがドイツ語でLiefererであることに由来し、末尾2文字のNRはNumberを元にしていると思われる。

** 大括りな住み分け [#m696d4c9]
-[[仕入先勘定グループ>仕入先マスタ/勘定グループ]]って何?
ざっくり、コードの[[番号範囲>SAPの共通用語/番号範囲]]や使用する項目を区分けする要素。詳細はリンク先参照。

** コード体系 [#g1d4818f]
基本的な考え方については[[番号範囲>SAPの共通用語/番号範囲]]に譲るとして、大きくは登場人物の住み分けと似ている。

これにもう少し言えば、
-情報検索の効率
-範囲指定による機能の制御
-可視性の向上によるミスの低減
といったところ。

上記を鑑みると、''登場人物はどういった性質で分けられているか、その性質に合致するのは完全無意か否か、有意箇所があるならどの部分か、''といったところから始めるのがベターか。
もちろん、''〜のように検索でき、レポーティングできれば非常によろしい''というニーズありきでデザインするのも一案であるし、むしろ論拠が明確であるため、犠牲にする要素があったとしても無下に攻撃を受けることもないかと思う。

** 詳細 [#qc6db54f]
他の主要マスタと同じく、階層構造となっており、下記に大別した。
但し、テーブルについては、あまりにも多いため[[仕入先マスタ/関連テーブル]]参照。

-[[仕入先マスタ/一般ビュー]]
名称や住所など取引先として唯一無二の情報を保持し、Table:LFA1に格納される。

-[[仕入先マスタ/消費税ビュー]]
仕入先が[[国>SAPの共通用語/国コード]]ごとに持つ[[消費税登録番号>消費税管理/消費税登録番号]]を保持し、Table:LFASに格納される。

-[[仕入先マスタ/銀行ビュー]]
仕入先の取引する銀行を保持し、Table:LFBKに格納される。

-[[仕入先マスタ/会社コードビュー]]
[[統制勘定>財務会計/統制勘定]]や[[本店勘定>財務会計/本店勘定]]など取り扱う[[会社コード>財務会計/会社コード]]依存に住み分ける項目を保持し、Table:LFB1に格納される。

-[[仕入先マスタ/購買ビュー]]
取引のデフォルト[[通貨>SAPの共通用語/通貨コード]]や[[インコタームズ>ロジスティクス共通/インコタームズ]]など取引する[[購買組織>購買管理/購買組織]]ごとに住み分ける項目を保持し、Table:LFM1に格納される。

-[[仕入先マスタ/取引先機能]]
[[仕入先>仕入先マスタ/仕入先]]や[[請求元>仕入先マスタ/請求元]]((標準のテキストは「請求先」だが、紛らわしいので請求元とした))などの[[取引先機能>ロジスティクス共通/取引先機能]]について[[購買組織>購買管理/購買組織]]ごとに保持し((テーブルのキー項目としては、プラントなんかもあったりする))、Table:WYT3に保存される。

* まとめページ [#v6abd598]
[[仕入先マスタ/トランザクションコード]]
[[SAPのマスタ/トランザクションコード]]
[[仕入先マスタ/関連テーブル]]
[[SAPのマスタ/分野メニュー]]

* 関連ページ [#x9583249]
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