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ロジスティクス共通/納入日程行 の変更点


あるオーダーにおいて、前もって計画した、或いは指定を受けた[[分割納入>ロジスティクス共通/分割納入]]予定のこと。

* 概要 [#bf3b7f27]
SAPでは、納期を複数の項目で表現することができる。
大方はヘッダ、落とし込んでも明細で事足りるものだが、SAPではこの納入日程行も用意されている。

下記の何れにも共通して言えるのは[[諸掛>ロジスティクス共通/諸掛]]の話で、一度で済ませば支払わずに済んだり安く抑えられたりする運送費などのコストが増大するということで、例え当社負担とならずとも事務作業やモニタリングなどのタスクは増えることになる。

とはいえ、一度にすべてを取り扱うというリスクを分散したり、保管に掛かるコストの削減が目的であったり、一度には取り扱いできない何らかのボトルネック対応であったり、発注側にも受注側にもメリットは少なくない。

** 共通 [#iaa97d59]
-数量
-日付と時刻
--[[納入日付]](納入期日)
--[[納入日付>ロジスティクス共通/納入日付]](納入期日)
お客さんのとこに、実際に届けなければならない日付。
--[[出庫日付]]
[[納入日付]]に間に合わせるため、[[出荷ポイント>物流管理/出荷ポイント]]から発送しなければならない日付。
--[[積載日付]]
[[出庫日付]]に間に合わせるため、[[ピッキング>物流管理/ピッキング]]と梱包が完了しなければならない日付。
--[[品目利用可能日]]
[[積載日付]]に間に合わせるため、品目在庫が利用可能になっていなければならない日付。
--[[輸送計画日付]]
--[[出庫日付>ロジスティクス共通/出庫日付]]
[[納入日付>ロジスティクス共通/納入日付]]に間に合わせるため、[[出荷ポイント>物流管理/出荷ポイント]]から発送しなければならない日付。
--[[積載日付>ロジスティクス共通/積載日付]]
[[出庫日付>ロジスティクス共通/出庫日付]]に間に合わせるため、[[ピッキング>物流管理/ピッキング]]と梱包が完了しなければならない日付。
--[[品目利用可能日>>ロジスティクス共通/品目利用可能日]]
[[積載日付>ロジスティクス共通/積載日付]]に間に合わせるため、品目在庫が利用可能になっていなければならない日付。
--[[輸送計画日付>ロジスティクス共通/輸送計画日付]]
運送の手配を終わらせなければならない日付。

** 販売管理における納入日程行 [#f40a5af0]
[[納入日程カテゴリ>販売管理/納入日程カテゴリ]]で制御する。
・・・が、大抵はオーダー自体か、明細を分けてしまうのではなかろうか。

理由は、納入日程行が複数になるケースの殆どが在庫を[[引当>販売管理/引当]]できない場合で、且つ先方が「用意でき次第、持ってきてー」なんて言う場合は稀であり、「最低この日にこれだけ持ってきてよ」となるか「今回はこんだけでいいや」となるためである。

なお、まとめ買いで値引がある場合などは別の話で、割引された値段では買いたいけど一度にそんなに持ってこられても!というケースであれば、SAPの本来的な使い方はこちらになる。
但し、[[条件テクニック]]では[[グループ条件>価格設定/グループ条件]]という機能があり、明細を分けた場合にも同様の処理が可能であることは付け加えておく。

** 購買管理における納入日程行 [#pba33a2d]
自社の仕入を分割する場合は、思うに[[販売管理]]における値引の裏返しと、倉庫ないし社内の制約かと思う。
前者は、倉庫自体のハコの大きさや倉庫業者との契約内容から一括搬入ができないケース、後者は検品業務が逼迫するので小出しにして欲しかったり、一度にできる経理への支払依頼にワクがあったりするケースでなかろうか。

** グローバルトレード管理における納入日程行 [#k7f5dce2]
基本的には[[販売管理]]および[[購買管理]]の項と変わらない。

が、[[グローバルトレード管理]]から双方への連携は完全ではないため、あまり凝ると[[アドオン]]は避けて通れないだろう。
素直に明細を分けてしまった方がよいかと思う。


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