SAPにおける、数量の管理単位。
* 概要 [#yd7e2932]
主要な構成要素は、下記の3つ。
-[[次元>ロジスティクス共通/次元]]
単位と一言にいっても重さやら長さやら色々あるじゃないか。ということで、それらを識別する要素。
-単位そのもの
これがいわゆる数量単位で、下記の項目を保持する。
--一般設定
---通商単位
3桁、大文字のみ
---技術単位
6桁、小文字もok
---小数点以下桁数
最大14桁らしい
---浮動小数点表示
浮動小数点形式の場合の指数を指定する
--変換
単位変換ボタンを押下することで、単位と単位のデフォルト[[換算係数>品目マスタ/換算係数]]を登録でき、''[[SI単位>ロジスティクス共通/SI単位]]''と呼ばれている。
なお、基本的にある数量単位と別の数量単位を併用するには、その関係を明示した[[換算係数>品目マスタ/換算係数]]が必要となるが、例えばヤードとメートルやら、キロとトンやら決まりきったものについては単位さえ入力すれば標準が解釈してくれるが、その正体がこれ。
---分子
mとmmで言えば1。
---分母
mとmmで言えば1000。
---指数
[[SI単位>ロジスティクス共通/SI単位]]への変換における指数。使うのか?
---加算定数
さっぱりわからんが、ヘルプ曰く「温度の変換に使用するための加算定数」らしい。
---丸めの小数点桁数
mとmmで言えば3。
---関連単位グループ
単位をグルーピングする要素らしいが、用途は・・・?
--単位テキスト
---MSEHT
10文字まで。
---MSEHL
30文字まで。
--ALE/EDI
---[[ISOコード>SAPの共通用語/ISOコード]]
リンク先参照。EDIを使わないなら、あまり意識しなくても構わない。
---一次コードフラグ
複数のSAPの数量単位をひとつの[[ISOコード>SAPの共通用語/ISOコード]]に割り当てることは可能だが、その逆は一つしかできないわけで、「その一つですよ」というマーク。
--アプリケーションパラメータ
---市場単位フラグ
内部的ないし技術的な用途にのみ利用する場合はoff、商いにも利用する単位ならばonにする。
---値依存資金計画区分
さっぱりわからん。
* 利用先 [#yd7e2932]
-[[SI単位>ロジスティクス共通/SI単位]]
[[次元>ロジスティクス共通/次元]]ごとに設定する、その[[次元>ロジスティクス共通/次元]]で基軸とする単位。国際的な単位。
-[[基本数量単位>品目マスタ/基本数量単位]]
--[[重量単位>品目マスタ/重量単位]]
[[次元>ロジスティクス共通/次元]]がMASSであることが条件。
--[[容積単位>品目マスタ/容積単位]]
[[次元>ロジスティクス共通/次元]]が、HYDROL・SPREST・VOLFLO・VOLUMEのいずれかであることが条件。
-[[代替数量単位>品目マスタ/代替数量単位]]と[[換算係数>品目マスタ/換算係数]]
--[[販売単位>販売管理/販売単位]]
[[販売管理]]での基軸単位。
--[[購買単位>購買管理/購買単位]]
[[購買管理]]での基軸単位。
--[[出庫単位>在庫管理/出庫単位]]
[[在庫管理]]での基軸単位。
--[[条件単位>価格設定/条件単位]]
[[価格設定]]での基軸単位。
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