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SAPの拡張手段/バッチインプット のバックアップ(No.3)


SAPにデータを取り込む方法の一つで、プログラムとDynproに対し、手入力するかの如くデータエントリする手法。

概要

  1. プログラム名とDynpro番号を入力する
  2. 機能コードを指定する
  3. 入力項目にデータを入力する という動きで構成される。

なお、あくまで記録したとおりにしか動作せず、例え火を見るよりも明らかであっても例外系には全く対応できないことと、マニュアルオペレーションのすべてがバッチインプットに記録できるわけではないことに注意。

例えば前者で言えば、伝票やマスタの登録後に数秒のあいだ自分自身がデータをつかんでしまうことなんかもあったりして、Enterを連打したら次に進めたりもするが、バッチインプットはそれを純粋なエラーとして吐く。

また、原価センタの同じコードで複数期間が登録されている場合などは登録されているデータによって環境ごとに動きが違うため意図した結果にならないことも。

後者は、例えばポップアップで下にスクロールする場合に「次ページへ」的なボタンがあれば記録できるが、それがない場合は無理。 また、ダブルクリックして画面遷移したいケースにおいても、行を選択して「詳細」的な機能コードがあればokだが、なければ無理。

機能コードの有無については、厳密にいえばオブジェクトナビゲータでDynproを調べることになるが、大抵はその画面のメニューやボタンを調べてみればok。

まとめ前のメモ

  • バッチインプットセッション トランザクション呼び出しのシーケンス。入力データとユーザアクションが含まれている。バッチインプットセッションではダイアログトランザクションをバッチインプットで実行でき、画面の一部または全部をセッションによって処理できる。バッチインプットセッションはデータベーステーブルとしてデータベースに格納され、トランザクションを呼び出すときに内部テーブルとして内部的に使用できる。
  • テストツール 最近は、実行済みのテスト項目について、デグレ確認や複数環境へのテストをするために、バッチインプットとは比較にならない精度のオペレーショントレースが可能なツールがリリースされている。 これは、テスト項目という既存のIT資産を有効活用することができること、またテスト工数という非常に大きなウエイトを占める部分の省力化を図ることができるという意味で、大規模プロジェクト・大規模システムであればあるほど有用な所見。
  • バッチインプットの引数 バッチインプットの場合、明細の行数を指定するようなシーンもあるが、バッチインプットする「画面」は実行環境のディスプレイやフォントサイズが異なった場合にBDCが想定通り動かないこともある。そういう時は、実行パラメータのDEFSIZEにXを指定すればok。



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