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SAPの拡張手段/カスタマExit のバックアップ(No.2)


SAPが既に用意している拡張用の場所に、顧客要件を実装する手段。



概要

標準プログラムは、予めカスタマEXITの実態である汎用モジュール = カスタマExitを呼び出しており、更にそこにインクルードされているプログラムがある。 システム標準では、そのインクルードは存在せず、開発用件がある場合には登録し、そこにコーディングする。

なお、モディフィケーションを行わず正攻法の拡張で課題を解決したい場合はカスタマEXITを使うしかないというシーンも多く、これを利用した拡張込みのソリューションを構築できるか否かはコンサルの奥行きを決める重要なポイントだったりもする。

構成

  • プロジェクト カスタマExitを住み分ける最上位単位で、用途別に定義するのが一般的か。

ユーザExitとの差異

カスタマEXITでは、通常の汎用モジュールと同じく、予め定義してある引数の読み込みと戻り値の更新しかできず、ユーザEXITと比較すると自由度が低い。 が、その分、汎用モジュールの中だけで完結しているとも言うことができ、逆に意図しない更新などのタブーを犯すリスクも低いと言える。

実際のカスタマExit

請求

  • EXIT_SAPLV60B_001 構造 acchd におけるヘッダデータ変更 この Exit を使用して、会計伝票のヘッダ情報関連の処理を行うことが できます。たとえば、取引、"登録" 日付および時刻、登録者、伝票を登録したトランザクションを変更することができます。
  • EXIT_SAPLV60B_002 得意先明細 ACCIT の変更 この Exit を使用して、会計伝票の得意先明細に関連した処理を 行うことができます。この Exit は、ACCIT に伝票ヘッダ VBRK のデータが書き込まれると処理されます。
  • EXIT_SAPLV60B_003 原価計算における得意先明細変更 得意先明細は、原価計算を行う際、さまざまなデータを書き込みます。 Exit 003 を使用して、ACCIT 構造に関連した処理を行うことができます。
  • EXIT_SAPLV60B_004 G/L 勘定コード明細 ACCIT の変更 この Exit を使用して、G/L 勘定コード明細に情報 (数量指定など) を 追加することができます。
  • EXIT_SAPLV60B_005 見越額のユーザ Exit 見越額の全関連データを G/L 勘定コード明細に入力すると、 この Exit を使用して、入力したデータへの追加を行うことができるようになります。
  • EXIT_SAPLV60B_006 管理明細 ACCIT の変更 Exit 006 を使用すると、管理明細に情報を追加することができます。
  • EXIT_SAPLV60B_007 賦払計画変更 Exit 007 を使用すると、G/L 勘定コード明細の賦払計画に情報を追加することができます。
  • EXIT_SAPLV60B_008 転送構造 ACCCR、ACCIT、ACCHD の変更 会計伝票にデータを書き込んだ後、Exit 008 を使用して、伝票を再度 変更することができます。
  • EXIT_SAPLV60B_010 得意先明細の明細テーブル Exit 10 を使用すると、得意先明細の内容を登録する前に関連の処理を 行うことができます。
  • EXIT_SAPLV60B_011 現金勘定設定/統制勘定設定パラメータ変更 この Exit を使用すると、受信パラメータを変更し、勘定設定に関連した処理を行うことができます。



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