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ABAP/ANY のバックアップ(No.2)


データ型の指定方法の一つ。

概要

用法

主にサブルーチンを型に縛られず使用したい場合に使用され、例えば、10桁の項目の内外変換を行いたい場合、得意先と仕入先ごとにサブルーチンを定義する意味は非常に薄いため、ひとつで済ませるといった風に使われる。

たまにFIELD-SYMBOLSでTYPE ANYとして使いまわしている人もいるが、TYPE ANYの是非はともかく、変数の使いまわしはトレーサビリティを低下させブラックボックス化の原因になるため、そういった使い方は避けること。

サンプル

データの宣言

FORM CONVERT_TO_EXTERNAL USING    I_INPUT  TYPE ANY
                         CHANGING E_OUTPUT TYPE ANY.

その他

構造やテーブルデータ型なども含めたあらゆるデータ型にも対応できるが、そういったものを取り扱ってしまうとパフォーマンスが悪化したり思わぬ不具合が発生したりする原因にもなるため、構造やiTabでの使用はお勧めしない。

かといって、型をキチキチに厳密に定義してしまうと大して意味もなくコードの総量が増えてしまうため、文脈を考えて使用すること。



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