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ベーシス/移送管理システム のバックアップ(No.2)


移送という考え方、移送依頼を管理する機能。TMSとも呼ぶ。

概要

移送管理システムによって、ベーシス担当は移送ドメインを定義し、移送ドメインコントローラを割り当て、移送ルートを定義することによって、複数のシステムの移送設定を集中管理することが可能となる。

コンセプト

  • 全てのSAPシステムに対する移送/修正システム(CTS)の集中設定
  • 移送依頼とインポートプロセスの集中管理
  • 事前に定義された移送ルートに基づく移送方針

目的

事前定義されたパスに従って、システムランドスケープ全体への変更の配信を、集中的に制御すること。 システムランドスケープ内のすべてのシステムでリポジトリオブジェクトとコンフィグ内容の整合性を保証することを目的とする。

機能

事前設定

  • SAPとデータベースのインストール前
    • システムランドスケープのネットワーク構造の定義
    • ハードウェアとOSのインストール
  • SAPとデータベースのインストール時
  • 共通移送ディレクトリを登録
  • SAPとデータベースのインストール後
    • 移送管理システム(TMS)を設定する
    • T-Code:STMSでシステムランドスケープのセットアップが必要 システムパラメータ「DIR_TRANS」で移送ディレクトリのパスを設定する。 デフォルトパスはUNIXなら/usr/sap/trans、Windowsなら\\$(SAPTRANSHOST)sapmnt\trans ドメインネームサーバのOSでエイリアスをSAPTRANSHOSTとして移送ホストを定義する。
  • 共通移送ディレクトリのサブディレクトリ
    • bin tpとTMSの設定ファイル
    • buffer 各システムの移送バッファ
    • data エクスポートされたデータ
    • cofiles コマンドファイルまたは移送依頼情報ファイル
    • log 移送ログ。
    • tmp 一時データとログファイル
    • actlog 全タスクと全依頼のアクションログ
    • sapnames 各ユーザ移送依頼に属する情報
    • EPS SAPサポートパッケージのダウンロードディレクトリ




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