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アドオン/フォーム のバックアップ(No.2)


業務上必要な、取引先等と取り交わす書面のこと。

概要

下記の二つに大別できる。

外部帳票

受注請書発注書請求書など。 性質自体が「相手あること」のため、対外的な制約や要件が頻出する。 設計/実装のポイントとしては、それぞれの一貫性、統一感、整合性を意識すること。

    • 先行プロセスと後続プロセスの整合性 後続プロセスを成立させるためのトリガとなり得る項目の表示、記載形式
    • 統制を考慮した項目の表示/非表示 監査要件、他業者向け帳票での在庫の数量/金額の非表示、業者用コードでの表示など、
    • 「出してほしい」だけでなく、「出してほしくない」も 倉庫でロット管理ができないという理由でロット番号を出さないで欲しい、納期遵守率が低いので納期は出さないでくれ、など。
    • 基軸レイアウト 法人なり業務なりで見た使うフォント、その大きさetcも含む
    • アドレス 相手先住所情報の表記形式や、国コードなど依存項目させる項目は何か
    • 言語コンセプト マスタやコンフィグのテキスト、固定文言の翻訳などは、どの言語を使うか? 自国?主たる相手先国?相手先の通信言語?出力(NAST)言語? そして、それらが依存する項目間で辻褄が合っているか?
    • 処理の共通化 データ取得処理・演算・表示編集処理を共通化することはフォームにおいても等しく重要だが、この横の統一感、整合性性を保持する手段として、非常に重要な意味を持つ。

なお、繰り返しになるが、対外的なやりとりに使用するために見栄えには煩く言われると考えてよい。

内部帳票

自社倉庫への出荷/受入指示書、品質検査工程の作業証明など。 上記の外部帳票との差異は、「相手あること」の「相手」が、内部ないし主導権がこちらにある外部業者ということ。 所詮お得意さんでなく社内の他部署であるため、外部帳票ほどの制約や要件は無いことが多いし、あっても発言権のある人間の鶴の一声でコントロールしやすいだけ救いがある。 但し、既存の紙媒体の読み取り機を最近買ったばかり、という残念なトリガで追加開発を行ったなど感情的な*1揉め事が発現しやすい側面もある。

実装との絡み

SAPでは、一般的に下記の手段で実現される。

実現手段

イチから作ることだけでなく、SAP標準でバンドルされるものをコピー→改修というパターンも。

コンフィグ

ロジ

会計

実装、マッピング元

ロジ

  • 価格については、正味額や税額は、すなわち帳票出力項目でないこと
  • 小計項目や条件タイプ決め打ちの功罪
  • アドオンテーブルは論外
  • 価格設定&価格決定、為替レートや丸め差異に端を発するロジ伝票と会計伝票の差異
  • 特に受注伝票において、出力が走るタイミングでDB更新が未了など(COMMIT WORKとイコールでない)

会計

  • ロジより楽なのは、ロジ伝票<>会計伝票の心配が要らないこと 換算レートやそれによる丸めなど、転記済みの会計伝票が既にあるので、トラブルが起こらないのは良いところ。

周辺環境

  • 印刷のタイミングや方式(バッチ処理フォアグラウンド処理バックグラウンド処理
  • 例えばT-Code:ME59での購買発注伝票登録時などのバックグラウンド処理による印刷は、ネットワークプリンタでなければならない。。
  • フロントエンド印刷時は、窓を6つ開くな。
  • 保存について スプールの扱い PDF化を含めたストレージ管理 履歴管理を含んだNASTコンセプト
  • フォント 現実のプリンタのフォントとSAPのプリンタのフォント(+とWindowsのフォント) MICRの実現に向けて 使用するプリンタ・・・SAPフォントとプリンタフォントの差異による印刷時のズレ

実際のフォーム

ロジ

補足:

  • 同列に語ると混同しかねないため、請求書インボイスは別記とした
  • 日本目線で、輸出入という区切りを設けた

販売側

購買側

輸出入業務

会計

総勘定元帳

債権管理

債務管理

国別要件


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*1 努力が水泡に帰した、としか考えられないのであろう
*2 便宜的にこちらに入れたが、債務管理上も用いる