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SAPの構成/非同期更新 のバックアップ(No.1)


データベースの更新方法である、非同期更新について。

概要

一言でいえば、見せかけ上のパフォーマンスを上げるための技術。

同期更新とは

同期更新だと、実行ボタンや保存ボタンの押下など、SAPに何らかの処理をさせるアクションを起こすとディスパッチャに行き、ディスパッチャは空いているダイアログワークプロセスに処理を割り当てる。

んで、テーブル更新などダイアログワークプロセスが処理した結果をクライアントに返すという流れとなる。

更新処理もそれ以外のプログラム処理もダイアログワークプロセスで処理され、テーブル更新の場合だと完了するまで画面上にメッセージは返ってこず、砂時計のままとなる。つまり、おっせーとなるわけだ。

非同期更新だと

非同期更新の記述をするとCOMMIT WORK命令が発行された時点で更新ワークプロセスに更新処理が渡される。

これ、何が違うかと言うと、ダイアログワークプロセスというフォアグラウンド処理用のプロセスでなく、実際のテーブル更新はバックグラウンド処理用の更新ワークプロセスにパスするのだ。 つまり、実際のテーブル更新が終わっていなくても、画面上にメッセージが返ってくることとなり、利用者からの見た目上の処理速度は向上することとなる。

ちなみに、伝票登録をはじめSAPの多くの更新処理は非同期更新で実施されている。