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管理会計/原価センタ のバックアップ(No.1)


コスト把握の最小単位で、責任範囲・物理的場所・会計的分類などにより細分化する。 Cost Centerと表記し、イギリスやシンガポールなど英字綴りの文化圏ではCost Centreと記す。*1

概要

原価センタ、という日本語表記よりはCost Centerの方がわかりやすいかもしれない。 つまり、費目とともに費用を識別する代表的な切り口である。

実組織・チーム・個人といった実体のある組織から、イベントや工程など任意の管理単位で定義される。

「費用の計上先」という性質上利益センタよりも細かいことが多く、これは原価センタから利益センタには紐付くが利益センタから原価センタには紐付かないというSAPの構成からも窺うことができる。

まとめ前のメモ

事業領域別貸借対照表について

グローバルパラメータでこのフラグをOnにすると、原価センタの事業領域が必須になる。

原価センタマスタの事業領域について

基本的に、ロジからの転記では、販売エリアプラント製品部門の組み合わせで事業領域が誘導できるが、原価センタを入力した場合は原価センタの事業領域が勝つので注意。 しかも原価センタを指定した明細と指定していない明細で事業領域が異なり得るので、相手勘定の事業領域がつぶれてしまうこともある。スプリットを使えば、この動作は防げるのだろうか?


*1 Centerと書いて怒られることは無かったが、こういう気配りは日本人の美徳です