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ロジスティクス共通/取引先機能 のバックアップ(No.1)


販売/購買活動における登場人物のこと。

概要

仕入や支払を行う相手先を仕入先マスタ、販売や請求を行う相手先を得意先マスタとしてシステムに登録するが、一言に仕入先マスタ/仕入先や得意先といっても、商いの中での役割や存在意義が異なるため、これを表現する。

販売管理での例

  • 受注先・・・こちらに注文をくれる先。。
  • 出荷先・・・モノのお届け先。
  • 請求先・・・お金を払ってください、と通知する先。
  • 支払人・・・実際にお金を払ってくれる先。

トイザらスで言えば、おねだりしている子供は受注先、お届け先の自宅が出荷先、おねだりされてるお母さんが請求先、財布を出すお父さんが支払人である。 もちろん相互に登場人物を兼ねることもあり、お父さんがエロ本を買うときで言えば、家に届いても子供が見てしまうしお母さんが請求書を見てしまってもアレなので、全部お父さんとなる。

なお、これらは標準の取引先機能であり、出荷伝票請求伝票を司る単位でもあるが、価格設定やレポーティングの切り口という側面も持つなど、SAPの世界では重要な存在である。  勿論コンフィグなので好きに定義すればよろしいが、伝票に都度入力するなら煩雑にならない程度にしておかなければユーザは鬱陶しがったり入力ミスのリカバリを考えなければならないし、マスタに持たせるにしろアップロードツールの仕様が複雑化したりすることは忘れてはならない。

マスタとの関係

得意先勘定グループおよび仕入先勘定グループや伝票との関係は取引先決定表で表現される。 例えば、「受注先」という得意先勘定グループは取引先機能の「出荷先」として使用することはできるが、その逆はできないなど。 ちなみに、前者には直接売りを立てることがあるので会社ビューがあるが、後者はモノを届けるだけなので住所データしかないため、などが理由として挙げられる。

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