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グローバルトレード管理/販売価格設定 のバックアップ(No.1)


グローバルトレード管理における、価格設定の取り扱い方法のこと。 なお、販売管理および購買管理、即ち「普通のSAPの価格設定」は標準価格設定を参照のこと。

※ここのトピックは完全に自己研究かつ推察も多いので、有識者のRevise求む。

概要 

標準価格設定、つまり通常の価格設定の世界は、それぞれの伝票単位 = ヘッダレベルで条件レコードが生成され、伝票条件という項目で表現される。 これが伝票明細単位で詳細化され、価格決定表の形*1で管理されることとなる。

余談で蛇足のテクニカル話をすれば、標準価格設定はVBAK-KNUMVやEKKO-KNUMVからKONVに繋ぎ、販売価格設定はWBHIから価格設定伝票の番号を割り出してテーブルWKBKやWKBPを見ればわかりやすいかもしれない。

販売価格設定はこの構成とは違い、価格設定伝票という伝票を経由して価格の世界が管理されることとなる。

手軽に試せるのは、標準のトレード契約タイプなんかでトレード契約を入力し、概要画面で明細を選択して電卓ボタンを押してみるといい。

主要パラメータ

グローバルトレード管理の世界のおいて、関連する主要な設定は、下記の通り。

価格設定順序

まず、価格設定順序を定義する。 ここに販売価格決定タイプや購買価格決定タイプおよび後述の一覧項目を設定する。

次に、定義したものをTCタイプに紐付ける販売グループ購買グループに、割り当てる。

価格設定伝票タイプの定義

価格設定伝票のため、価格設定伝票タイプの定義および番号範囲を割り当てる。

組織との紐付け

販売組織流通チャネル価格表タイプ通貨コードの組み合わせに対して、価格設定タイプと参照プラントを割り当てる。

TCとのつなぎを規定

価格決定表一覧項目の組み合わせに対し、条件タイプ・小計項目などを割り当てることで、販売価格設定の世界とトレード契約の世界を繋げる。


*1 正確には条件タブまんま