アドオン/正規化 のバックアップ(No.1)
比較や演算などの操作において望ましい性質を持たない形のものを望ましい形(正規形)に変形させることを指し、規格化やnormalizationとも呼ぶ。
具体的には、ユニコードやRDBMSがこれに属する。
概要 †
基本的にSAPで語られるのはデータの正規化と考えて差し支えなく、以降はこれを主題とする。 テーブル設計にあたっては、必ず意識すること。
第一正規化 †
繰返部分を複数のレコードに分割し、排除すること。キー項目で揃えるというイメージ。 第一正規化をした結果を第一正規形と呼ぶ。
ここで言うキー項目は主キーとも呼ばれ、要は「コレが決まればデータが一意となる」という項目のこと。 例えば得意先コードが分かれば名称や住所は一意となり、この関係を関数従属と呼ぶ。 主キー全てで一意となる関係を完全関数従属、主キーの一部で一意となる関係を部分関数従属、品目マスタから基本ビューの品目グループが割り出せるなど主キーから間接的に一意となる関係を推移関数従属と呼ぶ。
第二正規化 †
部分関数従属する項目を分離することを指し、その結果を第二正規形と呼ぶ。
第三正規化 †
主キー以外のキーに関数従属する項目を分離することを指し、その結果を第三正規形と呼ぶ。