SAPの共通用語/物理削除
Last-modified: 2015-07-22 (水) 15:44:00
論理削除と違い、データそのものをシステムから抹消すること。
概要 †
システムはデータを蓄積し続けるため、データの増大はパフォーマンスの低下やストレージ制約などの事情により、いつかは必ず実施しなければならないが、マスタとマスタ、トランとトラン、マスタとトランは必ずリンクしており、前提となる作業や順序性などには充分な注意を払う必要がある。 SAPではアーカイブと呼ばれており、T-Code:SARAで実施する。
SAPにおいては物理削除の実行前までに前提条件などが厳しくチェックされ、おいそれと行うことができないようになっているが、他のシステムでは簡単に消すことができてしまったりデータベースから直接削除ができてしまったりする。
SAPでは、SAP自身がおかしくなってしまいそうなことはできないようになっており、こういったシステムの基盤自身のコンセプトがデータの堅牢さに一役買っていると言える。
主要マスタの物理削除 †
移行での誤投入などのデータを亡き者にしたい場合は、T-Code:OBR2で物理削除が可能。 但し得意先マスタと仕入先マスタと勘定コードに限り、且つ伝票が切られていないことという前提がある。
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