ABAP/DELETE
Last-modified: 2016-05-16 (月) 18:44:00
内部テーブルまたはアドオンテーブルのデータの削除に使用する。
概要 †
用法 †
不要な行データの削除に使用する。
内部テーブル・アドオンテーブルの双方に共通するのは、条件に合致する行を一括で削除した方が良いことで、プログラムのトレースやパフォーマンスの観点から個別に削除するよりも優れる。
なお、あるべき論で言えば必要なデータを必要なだけ過不足のなく抽出すればよいのだが、あまり抽出条件がややこしくなるとSELECTなどSQL命令のパフォーマンスが悪化してしまう。
そのため、テーブルからは「荒め」な条件でデータを抽出し、抽出後の処理で読み飛ばしたり、この命令で削除したりというのも実践的なコーディングなのかと思う。
サンプル †
内部テーブル †
DELETE L_IT_ORDER WHERE VTWEG <> P_VTWEG AND MATKL = P_MATKL.
アドオンテーブル †
DELETE FROM ZZLINEITEM WHERE VTWEG <> P_VTWEG AND MATKL = P_MATKL.
データベーステーブルに対して行う場合は、DELETE命令の後にCOMMITまたはROLLBACK命令を発行する必要があり、これを意識しておかないと後続のMESSAGE文などにより意図しない結果となる可能性がある。
その他 †
LOOP内で内部テーブルの行を削除する場合は特に注意が必要で、対象となる内部テーブルのINDEXを把握しておく必要があり、これを考慮しないとショートダンプが発生する場合もある。 まぁ、そもそもLOOPに回しているテーブルを削除するのはあまり良いロジックではないのだが。
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