販売管理/無償品
顧客に対価を請求しない提供方法のこと。
概要 †
無償出荷は、代品出荷のようなクレーム処理の一環であったり、サンプル品の提供などサービスの一環であったりするが、こちらは「オマケ」や「お得な」という購買意欲を刺激する性質が強い。
なお、伝票カテゴリがC(受注)であることが前提で、Iの無償出荷や引合伝票などでは動作しない。
実現手段 †
マニュアル入力はもちろん可能であるが、基本的には条件テクニックとコピー規則を用いる。
方式 †
内増し方式 †
例えば、@10USDの商品20kgのオーダーに対し、15kg分の対価で提供すること。 顧客にしてみれば、本来であれば20kgで200USDのところを15kg分の値段の150USDで仕入れることができる。 納入数量は変わらず、50USDお得。
外増し方式 †
例えば、@10USDの商品20kgのオーダーに対し、20kg分の対価で25kg提供すること。 顧客にしてみれば、本来であれば20kgで200USDのところをタダで5kg仕入れることができる。 商品対価は変わらず、5kgお得。
まとめ前のメモ †
無償品の数量計算タイプ †
元とする数量を、無償品数量・追加数量・伝票数量の何れとするかを定義し、ルーチンを割り当てる。 標準のF1ヘルプにある例をそのまま貼ると、無償品量が100個、追加数量が3個、伝票数量が280個の場合は下記の計算式となる。
無償品の出荷 †
無償品はもちろん出荷伝票に自動的にコピーされ、出荷時には無償品決定が行われない。 条件マスタには無償品明細の出荷の設定に5つのオプションがある。
トレースとトラブルシュート †
意図通りに動かない場合は、受注伝票の入力中に、メニューの関連処理→分析→無償品→オンとすることで、価格の分析のように動きのトレースが可能。 これは、無償品だけでなく、その他の受注の基本機能でも利用できる。
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