財務会計/売上原価

Last-modified: 2014-06-26 (木) 11:05:00

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会計上用いられる費用区分の1つで、売上をあげるために直接必要としたコストのこと。 Cost Of Goods Sold（COGS、コグス）とも呼ばれ、COG（Cost of Goods）と一部の販売費用が含まれる場合もある。

一般論
SAPにおける売上原価

一般論 †

P/Lの費用の部に計上される科目群の総称。一般に、売上高に連動して費用がかかる変動費。業種によって含めるものが少し違う。

卸売業・小売業での売上原価販売した商品の仕入高を計上する。売買の諸掛を含めることもある。
製造業での売上原価販売まで至った製品を製造するために要した材料費や製造ラインの人員の賃金、そして製造機器や工場運営にかかった経費などを計上する。これらをもって品目原価が決定し、実際に販売された数量を乗じて算出する。
サービス業での売上原価サービスを行う人員の人件費が主な売上原価として計上される。

売上高からこの売上原価を控除した額は売上総利益（粗利益）として定義され、企業の営業活動においてどのくらい利益をあげられるかを概算する際によく用いられる。

SAPにおける売上原価 †

会計から会計伝票の直投入以外には売上原価会計？収益性分析にて、売上原価＋一部の販売費を含めて採算管理をする例も。

ロジから
- 在庫取引一般的にSAPでは、販売の出庫において在庫の払い出しと同時に計上する。販売積送品ソリューションでは、請求伝票起票時となる。元となる金額は品目原価であり、一旦諸掛を品目評価に乗せることで売上原価に反映させる手段がある。
- 非在庫取引主に仕入先直送だが、SAP標準プロセスでは請求書照合時に債務の相手勘定として計上する。もちろんMMの世界の話なので、SDの世界で認識するためには、ルーチンを書くか購買情報など条件マスタの金額を見込みで計上するより他なく、アドオン無しなら収益性分析に勘定ベースで照合金額で金額を飛ばして見ることになる。

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