財務会計/利益剰余金
Last-modified: 2014-06-26 (木) 11:05:00
貸借対照表を構成する株主資本のうち剰余金のひとつで、分配せずに社内に留保している利益のこと。
概要 †
利益をプールすることで蓄えられるため、利益剰余金が高くなると株主資本も高くなるが、この金額が低い場合は儲かっていなかったり儲けを食いつぶしていることになる。
利益剰余金は、利益準備金とその他利益剰余金がある。
利益準備金 †
法定準備金であり、資本準備金との合計額が資本金の1/4に達するまで積み立てなければならず、1/4に達した場合はそれ以上の積立は必要なくなる。
資本準備金と同じく利益と資本金の中間のような存在であり、これを取り崩して赤字を補填したり配当を出すことができる。 ただし、資本準備金の取り崩しには株主総会の普通決議を要するが、利益準備金の取り崩しは要しないという違いがある。
その他利益剰余金 †
その他利益剰余金は、会社が独自の判断で積み立てる任意積立金と繰越利益剰余金から構成される。
任意積立金 †
会社が独自の判断で積み立てる積立金で、株主総会や取締役会の決議に基づいて定める。
- 別途積立金など目的を特定せずに積み立てるもの
- 修繕積立金など特定の目的で積み立てるもの
- その他、圧縮積立金や特別償却準備金など
繰越利益剰余金 †
任意積立金以外のその他利益剰余金。
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