在庫管理/入出庫予定
その名の通り、荷動きの予定。
概要 †
目的 †
存在意義は、下記の二点。
在庫移動の参照 †
T-Code:MIGOでの入庫時、これを参照することが目的のひとつとして挙げられる。
これを「Stepがひとつ増えるだけ」と判断するのは早計というもので、例えば検品係は、入出庫予定の番号を元に品目や納入場所およびその数量を簡易に把握し、検品業務の負荷を軽減することができる。 また、品質検査のない品物 = 型番と数量のみの突合せであれば、専任の知識を持った業務担当でなくとも正直バイトでもできるため、ある意味で業務のハードルを下げることができるともいえる。
ただ、発注品の入庫にしても返品の入庫にしても、大抵は元となる別の伝票があるわけだけども。
所要への反映 †
所要管理は受注伝票や購買発注伝票などの標準の伝票がデータソースであり、逆に言えば、それに限定されることとなる。 そのため、生産管理をスコープとしていない場合に、購買プロセスを経由しない入庫予定、即ち生産計画を把握することができないが、こういったシーンにおいては、簡易的ではあるもののシステムへの反映手段としてこの機能を用いることができる。
但し、こういったものを管理したいということは、大抵はそれなりの品種やボリュームがあるためマニュアル登録が厳しい場合も多く、アップロード/ダウンロードやメンテナンスを簡易にするためのアドオンは必須かと思う。
なお、余談だが外注加工プロセスでの購買発注伝票において、品目マスタ/原材料の引き落としに対応するマイナス所要の正体は入出庫予定である。(購買発注伝票の納入日程行で紐付いている)
構造 †
この伝票は購買依頼伝票と同じく、SAPの中では珍しくヘッダを持たないフラットな構造である。
また、構成も品目コード・プラント・保管場所などのキーに、数量・移動タイプ・納入完了フラグくらいしか持たないシンプルなつくりとなっている、
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